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J─クレジット活用のCO付リースの第1号案件 JA三井リース九州


週刊経済2024年11月13日発行号

宮崎県都城市の南榮工業と締結

大手総合リース業・JA三井リース㈱の地域事業会社・JA三井リース九州㈱(福岡市博多区下川端町、関正人社長)は10月23日、「森林由来のJ─クレジットを活用したカーボン・オフセット(CO)付リース」の第1号案件として南榮工業㈱(宮崎県都城市、石神憲一社長)とリース契約を締結した。

J─クレジットをリース契約に付加し、リース期間中に見込まれる対象物件のCO2排出量を相殺するもの。農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)の媒介により、JA三井リース九州が耳川広域森林組合(宮崎県日向市、平野浩二代表理事組合長)からJ─クレジットを購入。西日本電信電話㈱宮崎支店(横奥宏明支店長)のICT技術を活用して宮崎県諸塚村の民有林を集約化することでJ─クレジットを創出した。 第1号案件を契約した南榮工業は、森林保全活動への貢献につながる本サービスの取り組みに賛同し、同サービスを活用した車両の導入を決定した。

JA三井リース九州は1982年7月設立。資本金は7億5千万円。JA三井リースの100%子会社として、JA系統と三井・商社系統のそれぞれの専門性や販売チャネルを活かした総合リース事業を展開している。