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IT技術者向けの新サービス オルターブース


アプリ開発作業の効率化

インターネット関連システム企画開発や運営の㈱オルターブース(福岡市中央区舞鶴2丁目、小島淳社長)は12月4日、マイクロサービスアーキテクチャ(新システムやソフトウェア開発手段の構造)に特化したブランドを立ち上げ、提供を開始した。

IT技術者向けのサービスで、ブランド名は「KOSMISCH:コーズミッシュ」。アプリケーションを小さなサービスとして分割化し、マイクロサービスを実現するための環境を構築、運用するプラットフォームになる役割。従来の単一の基盤で作業していたものを分割化することで柔軟に組み合わせでき、また機能の追加や変更などの作業が簡略化できる。例えばアプリケーションの一部が壊れた場合でも、その部分だけ新しいものに変えることができ、修復などの時間短縮やリスク分散が図れる。アマゾンやマイクロソフト、グーグルなどが提供するサービスだけでなく自社のデータセンターでも利用可能。導入先として多くのデータベースを持つ金融機関や製造業、物流業のほかスタートアップなどにアプローチしていく予定。価格はオープン価格で、まずは大手企業10社の導入実績をつくっていく。小島社長は「今回採用したコンテナ管理ソフトウェアを提供する米国のRancher Labs社やレンタルサーバーなどのさくらインターネットとのパートナーシップを強化し、さまざまなサービスと連携していく。来年5月めどに第2弾、第3弾となるサーバーレスやマイクロデータセンターの管理ポータルなどをリリースする」と話している。

2017年12月19日発行