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IT事業のローカスブルーを子会社化 ゼンリン


週刊経済2024年5月22日発行号

DX支援ソリューション開発へ

住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)は4月1日、ITソリューション事業のローカスブルー㈱(東京都渋谷区、宮谷聡社長)の株式を取得して子会社化した。
ローカスブルーは2022年2月設立、資本金1億円、従業員数3人(業務委託含め22人)で、建設業界をはじめとした業界の業務効率化・3D点群データの利活用を推進するITソリューションを開発。同社が販売する「ScanX(スキャン・エックス)」は、3Dデータをオンライン上で処理・解析できるクラウド型のソフトウェアで、建設業向け3次元データ共有・解析プラットフォームとして国内外の約1万超の建設、土木、測量現場で活用されている。今回の子会社化により、ゼンリングループの全国の顧客基盤を活用して建設業界向けに「ScanX」の利活用を提案し、業務効率の向上を支援していく。また、今後はゼンリンの保有する地図データベース及び情報収集ノウハウと、ローカスブルーの保有する点群の処理・解析技術やソフトウェア技術を掛け合わせることで、企業や自治体の課題解決及びDX支援のソリューション開発に取り組み、事業強化を目指す。