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IoT開発者向けシステムの正式版をリリース  Fusic    ベータ版から機能追加・改善


 システム開発、コンサルティングを手がける株式会社Fusic(福岡市中央区天神4丁目、納富貞嘉社長)は4月6日、IoT開発者向けの支援サービス「mockmock(モックモック)」の正式版をリリースした。
 他社と共同でIoTシステムを開発した経験から発案し、昨年11月にベータ版をリリース。ベータ版ユーザーからフィードバックを受けて機能を追加、表示や操作感などを改善した。IoTの多くがセンサーなどのデバイスからデータを取得し、システムで解析する仕組みを活用しているが、開発途中では実機のデバイスが用意できないケースが多く、動作確認や負荷検証が十分にできないケースも多いという。mockmockではクラウド上に仮想のデバイスを構築し、そこから疑似データを送信することで、実際のデバイスが手元になくても、システムの動作確認や、データ解析処理の負荷検証ができる。クラウド上に仮想デバイスを作るため台数の制約がなく、実機で用意することが難しい数千個単位のデバイスからのデータ送信も可能。料金は仮想デバイスの台数と利用時間に応じた従量課金型のプランと、月額9000円からの定額プランを設けており、同時に稼働する仮想デバイスが10台までの場合、1時間28円(税込み)、月額9000円(同)。仮想デバイス1台を1年間無料で使える枠も設けている。