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IoTの遠隔監視ソリューション ユニティ・ソフト


週刊経済2021年9月28日発行

雨量や河川の水位などを計測

 システム受託開発のユニティ・ソフト㈱(福岡市博多区博多駅前1丁目、溝田力三社長)は8月、IoT(モノのインターネット)を用いた遠隔監視ソリューションをリリースした。
気象系のシステム開発をメインとする大垣オフィス(岐阜県大垣市安井町)を拠点に開発したシステムで、去年から実証実験を進め開発した自社商品。自然災害時の活用などを目的に、既に自治体やエンジニアリング会社の導入実績がある。河川やため池の水位や水流、雨量、風量のほか、気圧、温度のデータを実測する。閲覧ソフトでは地図上に観測地点を可視化でき、カメラによる状況表示が可能。観測数値の閾値を設定してアラートメールを配信することができる。電源のない場所ではソーラーパネルを使用して稼働が可能。
溝田社長は「今後は付加価値を付け、さらにアップデートしていきながら販売に力を入れたい」と話している。
同社は1987年9月設立。資本金1350万円。従業員数39人。20年12月期の売上高は2億9357万円。