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HP制作会社マグネッツを吸収合併 メディア総研
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事業領域を拡大
新卒採用支援事業、就職支援事業などのメディア総研㈱(福岡市中央区渡辺通3丁目、田中浩二社長)は6月30日、HP制作会社㈱マグネッツ(同市博多区博多駅東2丁目、野本正生社長)を吸収合併した。
HP制会社のマグネッツを吸収することで事業領域を広げることが狙い。資本金5000万円の変更はなく、従業員はマグネッツの11人が加わり31人となった。今後マグネッツは、業務内容や本社所在地は既存のままで、「メディア総研㈱マグネッツ事業部」として営業する。野本正生社長はメディア総研の取締役副社長兼マグネッツ事業部統括部長に就いた。
九大とセンシングAI面接システムを共同開発
また、同社は7月1日から、九州大学(福岡市西区元岡)と共同で「センシングAI面接システム」に関する研究開発を開始した。
AIロボットが1次面接を代行し、蓄積した学生の面接データを企業が求める人材像と照らし合わせマッチングするシステムの開発プロジェクト。最終的に企業の人事担当者の労務面や費用面の負担軽減、企業と学生における採用のミスマッチの低減を図るサービス構築を図る。
同プロジェクトは九大の工学研究院機械工学部門の野上大史助教授が責任者を務め、今回吸収したマグネッツ事業部が開発をコーディネートする。面接データは、学生に質問を投げかけ、活力や主体性、理解力、ストレス耐性といった項目からなる資質チェックや回答時の生体情報を測定するバイタルセンサーチェックなどから収集。今回の九大との共同開発の期間は2年間を見込んでおり、九大の学生2000人のデータ収集を目指すとともに、企業側から勤続年数3~5年の10人程度の1次面接の被検データを収集。相互のデータをもとに分析していく。
同社は1993年3月設立。資本金は5000万円。売上高は6億3000万円(2019年7月期見込み)。
2019年7月17日発行