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hit久留米住宅展示場にモデルハウス 未来工房


週刊経済2022年5月24日発行

5棟目

木材に特化した戸建て住宅メーカーの㈱未来工房(久留米市津福本町、金原巳和子社長)は5月26日、「hit久留米展示場」(同市篠山町)にモデルハウスをオープンする。
モデルハウスの開設は5棟目。名称は「木と漆喰の家 温故知新」。2階建てで、建物は、日本で一番多く採用されている代表的な工法で、柱と梁を組み合わせて建てる「木造軸組工法」。さらに近年、SDGsやゼロカーボン、脱炭素などへの対応が求められており、同社の手掛ける住宅はすべて、合板などの工業製品を使用しない点が特徴。重油を使用せずに乾燥させた九州産の木材、漆喰、羊毛100%の断熱材を使用している。また、今回の展示場は山辺構造設計事務所(東京都豊島区)、ものづくり産業に特化した九州職業能力開発大学校(北九州市小倉南区志井)との耐震構造共同研究、近畿大学医学部東賢一准教授による室内環境調査などに取り組み、健康や長寿命を配慮した断熱、耐震にもこだわった。
同社では「創業当初から無垢の木、そして職人の手仕事で住宅を手掛けてきた。日本に放置された人工林の循環のためにも、全国の工務店によるイベントのほか、子ども向けの教材を作るなどして、木を学ぶ環境を創出していきたい」と話している。