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GPUなどの専門技術生かした開発強化 アプライド


週刊経済2022年9月21日発行

米エヌビディア社の販売パートナーに

パソコン、周辺機器の開発、製造、販売を手がけるアプライド㈱(福岡市博多区東比恵3丁目、岡義治社長)は9月1日、半導体メーカー・NVIDIA Corporation(以下エヌビディア、米国カリフォルニア州)の販売パートナーとなり、GPU(高度なグラフィック処理を得意とするコンピューターの画像処理装置)の技術を活用した開発を強化する。
アプライドでは、これまで大学・研究機関向けにHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)製品を開発してきた。近年、金融や医療、製造業、自動車産業などさまざまな業界でHPCのニーズが高まっていることから、展開の拡大を図る狙い。エヌビディアは、GPU製品や、その機能をほかの用途に転用したGPUPU(GPUコンピューティング)を開発する、同分野で世界シェア1位の半導体メーカー。アプライドでは今回、これまでのエヌビディア製品の販売実績が評価され、より技術支援を受けることができる「パートナーネットワーク」に参画。今後は機械学習、深層学習、ディープラーニング画像解析、3D画像処理・分析などさまざまな分野にエヌビディアの専門技術を活用していく。
同社は1977年創業、1982年9月設立。資本金は3億8173万円。売上高は439億5600万円(22年3月期連結)。