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EYアントレプレナー九州地区大会で部門大賞 ゆたかカレッジ


週刊経済2021年10月26日発行

知的障害者に学びの場を提供

知的障害者向け福祉型カレッジを運営する㈱ゆたかカレッジ(福岡市博多区博多駅東1丁目、長谷川正人社長)は10月7日、EYジャパン主催のアントレプレナー表彰制度「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2021 ジャパン」九州地区大会で、部門大賞を受賞した。
EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤーは、成長の可能性を持つアントレプレナーの活動を奨励し、先見性、リーダーシップ、功績などでの貢献を称えるもの。世界約60カ国、145を超える都市において、ダイナミックなビジネスを確立し、成長を続けるアントレプレナーを表彰している。選考では、「アントレプレナー精神」「企業価値の増大」「経営戦略の方向性」「成長可能性と影響力」「イノベーション」「社会貢献」の6つをポイントに審査され、同社は「知的障害を持つ若者に青年期教育を提供し自立した社会人を育成」というテーマで発表し、「チャレンジングスピリット部門大賞」を受賞した。
同社は障害福祉サービスの「自立訓練事業」と「就労移行支援事業」を組み合わせた福祉型カレッジの展開によって、知的障害を持つ若者たちが特別支援学校高等部の卒業後に学びや体験教育などの機会創出を目的として事業展開している。
長谷川社長は「自分探し、自分づくりをするための時間や場所、豊富な体験、多様な学び、多様な人との関わり、一緒に悩んでくれる仲間との出会いを提供していきたい」と話している。