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EV移行シミュレーションツールを提供開始 アークエルテクノロジーズ
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週刊経済2024年7月3日発行号
エネルギー事業者やEVリース・販売会社に
脱炭素に関するデジタルサービスを展開するアークエルテクノロジーズ㈱(福岡市中央区大名2丁目、宮脇良二社長)は6月12日、EV(電気自動車)の導入効果予測の見える化ツールを提供開始した。
持続可能な社会の実現に向けた取り組みの必要性が高まり、削減対策としてガソリン車のEV移行が必須となる一方で、エネルギー事業者やEVのリース・販売会社双方にとって高額なイニシャルコストの印象による踏み込みずらさやEVによるCO2排出量削減効果を具体的に見える化する手段が乏しいといった課題があったことから、支援ツールとして開発した。製品名は「EV simulator(イーブイ シミュレーター)」。既存の車両情報と走行距離のデータから、EVに移行した際の経済性・環境性を評価するシミュレーションツールで、主に企業や自治体がEVへ移行する際の費用対効果やCO2削減効果をシミュレーションできる機能などを装備。エネルギー事業者やEVリース、販売事業者に向け提供していく。
同社は2018年8月設立。従業員数55人。これまでに、EVの最適充電と運行管理をすべて一括管理・自動化するサービスや温室効果ガスの排出量削減を支援するサービスなどを展開している。