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EVスクーターシェア事業の実証実験第2弾 新出光
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週刊経済2021年9月28日発行
中央区内3カ所にポートを設置
石油製品販売大手の㈱新出光(福岡市博多区上呉服町、出光泰典社長兼グループCEO)は9月2日~11月29日、新規事業化を目指すEV(電動)スクーターのシェアリングサービス事業「ラクすく」の実証実験第2弾を同市中央区内で実施する。
同事業は低炭素型交通網の構築、移動手段の多様化・利便性向上、新たな観光モビリティの提供などを目指し、EVスクーターを短時間から借りられて、専用ポートでの乗り捨てが可能な新しいシェアリングサービスとしてテストマーケティングを実施中。「福岡市実証実験フルサポート事業」に採択されており、今回の実証実験も広報協力、関係機関との調整などで福岡市のサポートを受けて実施するもの。
第2弾では、中央区内の旧大名小学校前(Fukuoka Growth Next)と複合施設「六本松421」前、IDEX セルフ福岡ドーム前SSの3カ所にポートを設置し、EVスクーターのレンタルをテスト価格で提供する。対象は18歳以上の運転免許証所有者(高校生除く)で、利用料金は初回登録時に30分の無料チケットを贈呈し、それ以降は1分8円に設定。車両台数は12台。実証実験で利用者ニーズや運営上の課題などを検証する。
同事業では今年5月~7月に九州大学の学生や教職員を対象に同市西区の伊都キャンパス~JR九大学研都市駅までの移動手段として無償でレンタルする実証実験を実施。将来的には福岡市内に100カ所以上のポート場所を設置し、24時間どこでもライドシェアできるサービスを構想している。