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EⅤ向けスマート放充電サービスの実証実験開始 自然電力


週刊経済2022年6月28日発行

オムロンと京都・舞鶴市で、7月から

自然エネルギー発電開発の自然電力㈱(福岡市中央区荒戸1丁目、磯野謙社長、川戸健司社長、長谷川雅也社長)は7月1日、京都府舞鶴市でオムロン ソーシアルソリューションズ㈱(東京都港区、細井俊夫社長、以下OSS)とEV向けスマート放充電サービスの実証実験を開始する。
包括連携協定を結ぶ舞鶴市とOSSが、太陽光発電・蓄電システムやEMS(エネルギーマネジメントシステム)の導入など、省エネ・創エネ・蓄エネなどを組み合わせたトータルなエネルギーソリューションの活用を推進する中、自然電力が充放電設備「V2H」の制御サービスを提供。EVを蓄電池のように利用し太陽光発電設備からの余剰電力を蓄えることで、電力使用コストの削減、災害時の電力供給源としてのEV活用の有用性を検証する。
今回の実証実験では、舞鶴市が公用EVを提供し、OSSが舞鶴東体育館に新たにカーポート型太陽光発電・蓄電池設備とV2H充放電設備を導入。EMSによる定置型の蓄電池自動制御と車両予約管理を行うとともに、自然電力のアグリゲート・エネルギーマネジメント・システムでEVを制御し、カーポート型太陽光発電設備から舞鶴東体育館への給電による再エネ自給率、ピークカットによる経済性の向上などを検証する。
将来的には、地域単位で再生可能エネルギー発電設備や蓄電池・EVを制御し、複数の分散された発電所をデジタル技術で制御・統合することで一つの発電所のように機能させるVPPの地域レベルでの実現を目指す。