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DX推進によるコスト削減で経常利益は3・7倍 力の源HD中間期


週刊経済2022年12月6日発行

売上高は116億9100万円

ラーメン店「博多一風堂」経営、飲食関連コンサルティングなどの㈱力の源ホールディングス(福岡市中央区大名1丁目、河原成美社長)の2023年3月期連結中間決算は、売上高が前年同期比33・5%増の116億9100万円、経常利益は3・7倍の7億9900万円の増収増益となった。
不採算店舗11店を閉店したほか、国内外の店舗においてモバイルオーダーやタブレットオーダーの導入など、DX施策を推進してコストを削減。加えて原材料およびエネルギー価格の上昇への対応として価格改定を実施したことで利益を確保した。国内店舗は主力のラーメン店「一風堂」ブランド9店、「因幡うどん」ブランド1店をオープンし、店舗数は1店減の142店となった。海外店舗は「IPPUDO」ブランドを中心にシンガポール1店、オーストラリア2店、台湾1店、タイ1店、インドネシア1店を出店した一方で3店を閉店しており、海外店舗数は3店増の137店舗となった。
通期は売上高が前年同期比26・3%増の245億円、経常利益は68・9%増の18億3千万円を見込む。