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DXや人材育成強化の組織変更 日本乾溜工業


週刊経済2022年9月13日発行

建設、防災安全、管理部で新部門立ち上げ

交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、兼田智仁社長)はDXソリューション室と人材育成室を新設するなど10月1日から組織変更を実施する。
同社は主力の建設事業のほか、防災安全事業、化学品事業の3事業で構成し、2023年9月期を最終年度とする中期経営計画の実行に向け、体制の見直しと人材育成を強化する。建設事業本部の配下に営業推進室と設計技術室を新設し、従来の福岡、西九州、中九州、南九州の4ブロック制とするとともに、工事支援グループを新設し、工事の生産性向上を目指す。また、福岡ブロックにおいては久留米営業部を福岡営業部に統合し「本店営業部」に名称変更。北九州営業部と合わせ2営業部制になる。さらに、南九州ブロックの宮崎支店は、延岡出張所と統合する。防災安全事業は、事業本部の配下に防災ブロックと防災ソリューション部を新設し、時代と環境にマッチした提案型営業を強力に推進する。そのほか、8月に実施した経営管理本部の再編により、配下には経営企画部、総務人事部、財務経理部とし、経営企画部には専任部署としてDXソリューション室、総務人事部には人材育成室を新設した。兼田社長は「現場が抱える課題やデジタル技術の活用へ建設現場のソリューションを追求する〝現場DX〟を目標とし、また、社内技術マイスター制度に加え、社外講師による研修内容の充実で、全社で教育に取り組む仕組みを構築する」と話している。