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DNA検査に米10品種を追加 ビジョンバイオ


週刊経済2021年1月13日発行

対応品種数全648品種に

検査試薬開発販売、食品検査、異物検査などのビジョンバイオ㈱(久留米市百年公園、塚脇博夫社長)は1月5日、米品種判別検査(DNA鑑定)で新たにうるち米や酒米を含む計10品種の対応を開始した。
今回追加したのは、千葉県が開発した「粒すけ」のほか、業務用として利用が期待される「にじのきらめき」、米麺に適した「亜細亜のかおり」など。自社の米品種データベースに登録のある品種は全648品種で国内最多を更新しており、より高精度で顧客の多様なニーズに対応可能な検査体制とした。DNAによる米の品種判別検査は、表示適正やリスク対策だけでなく、地域ブランド米の付加価値向上や保護などの目的でも活用されている。
同社では「種子や玄米の品質管理はもちろん、市場に流通させる際の証明や、万が一トラブルが生じてしまった際の対処法として役立ていただきたい。農作物のブランド力強化に貢献していく」と話している。