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DeNA開発の与信サービス活用のカードローン 北九州銀行など3行


金融機関で初のサービス提供

㈱山口フィナンシャルグループ傘下行の北九州銀行(北九州市小倉北区堺町1丁目、嘉藤晃玉頭取)など3行は2月4日、㈱ディー・エヌ・エー(DeNA/東京都渋谷区、守安功社長)が開発した次世代型与信サービス「Rerep(リリップ)」を活用したカードローンの取り扱いを開始した。
DeNAと協業して提供するもので、金融機関で初の試み。年齢や年収でなく、AIで個人の生活習慣や趣味嗜好、オンラインでの行動傾向を基に個人の信用度を数値化するツール「スコアリングサービス(信用スコア)」を用いているのが特徴で、高スコアになると金利負担が低減される。カードとともにリリップ用アカウントを利用者に発行し、アプリをダウンロードしてログインが可能になる。自営業、専業、年金受給者を除く、満20歳以上65歳以下の安定、かつ継続した収入のある個人が対象で、商品名は「ワイエムリリップカード」。契約額が一律50万円で、融資利率は一律14・5%。保証会社はワイエム保証。同日付で傘下行の山口銀行、もみじ銀行もサービスを開始した。

2020年2月11日発行