NEWS

CN実現に向けた無担保社債150億円を発行 西部ガスホールディングス


週刊経済2022年12月27日発行

高効率LNG火力発電所建設などに活用

西部ガスホールディングス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)は12月2日、長期的戦略に則った温室効果ガス削減への取り組みを資金使途として発行するトランジションボンド(無担保社債)150億円を発行した。
西部ガスグループのカーボンニュートラル実現への取り組みをステークホルダーに理解してもらうことや当該取り組みに関する資金調達基盤の強化、安定化を目的としたもので、調達資金は、高効率LNG火力発電所の建設資金や太陽光発電所の開発・取得資金への活用を予定している。今回、発行したのは、第1回西部ガスグループトランジションボンド(第19回無担保社債)と第2回西部ガスグループトランジションボンド(第20回同)の2種類。概要は第1回が発行額100億円。年限5年。利率は年0・510%。償還期限は2027年12月8日で、満期一括償還。第2回は発行額50億円。年限10年。利率は年0・809%。償還期限は2032年12月8日で、満期一括償還。
同社は今回の起債に際し、カーボンニュートラルへの取り組みを進めていくための資金調達の枠組みとして「西部ガスグループ グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク」を策定。グリーン/トランジション・ファイナンスに係る各種原則等への適合については、第三者評価機関であるDNVビジネス・アシュアランス・ジャパン㈱による評価(セカンド・パーティ・オピニオン)を受けている。