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CADデータのVR変換サービスを無料化 安心計画


既存顧客のサービス拡充図る

住宅メーカーや工務店向けの営業支援ソフトを開発、販売する安心計画㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、小山田隆広社長)は8月20日、工務店や住宅メーカー向けプレゼンテーションサービス「ウォークインホーム・プラスVR」を無料化した。

同社の3DプレゼンテーションCAD「ウォークインホーム・プラス」を導入する既存顧客へのサービス向上の一環で、これまでCAD1データ当たり300円のVRデータへの変換料を無料にした。「ウォークインホーム・プラスVR」は、スマートフォンに転送した3DCADデータで壁や屋根のシミュレーションや完成予想CGの合成などができるほか、専用のVRゴーグルを使用することで施主が完成前の建物を仮想現実の世界で体験できるのが特徴。今回の無料化に伴い、360度撮影可能な全天球型カメラで工事中の建屋を随時撮影しデータを保存することで、完成時に配管や配線、断熱材の位置まで確認できる機能を追加。高度な物件の履歴管理も可能になった。同社では「VR技術を活用した新たな住宅営業のツールとして利用してほしい」と話している。

同社は1988年3月設立。資本金1億円。従業員57人。

2017年9月12日発行