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BMWの宮崎・鹿児島地区正規販売店に イデックスオート・ジャパン
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6月1日に宮崎市内に1号店
イデックスグループの自動車事業会社、㈱イデックスオート・ジャパン(略称IAJ、福岡市東区多の津3丁目、髙田敏道社長)は5月9日、高級輸入車メーカーBMWの日本法人、ビー・エム・ダブリュー㈱(東京都千代田区丸の内、ペーター・クロンシュナーブル社長)と正規ディーラー契約を締結し、6月1日から宮崎、鹿児島地区で事業を開始する。
石油製品販売大手の㈱新出光(福岡市博多区上呉服町、出光泰典社長兼グループCEO)を中核とする同グループでは自動車事業をこれまでグループの中心だった石油事業と並ぶ柱への成長を目指しており、今回もその成長戦略を加速させる一環。高級輸入車メーカーとの正規ディーラー契約は1991年に結び、現在福岡、小倉で2店舗を運営するメルセデス・ベンツ以来、2社目。宮崎、鹿児島地区では1960(昭和35)年から営業活動を開始し、現在26カ所の給油所(サービスステーション=SS)を運営しており、BMWディーラー事業では正規販売店運営のほか、このSSを活用した新たなサービススタイルの提供にも取り組み、ロイヤルカスタマーの創造を目指す。
今回、宮崎・鹿児島地区でのディーラー名を「Idex BMW」とし、6月1日に1号店となる宮崎中央店の仮店舗を宮崎市新別府にオープン。セールスとサービス受付を開始するほか、宮崎ではBMWが認定するトレーニングを受けたメカニックがメンテナンスを実施する。今後は、今年秋に鹿児島の仮店舗を、来年春以降に宮崎、鹿児島と順次本店舗をオープンする予定。また、グループ会社の㈱イデックスリテール南九州が展開するSSで、BMW車のメンテナンス受付店舗数を順次拡大していき、広範囲で整備に対応できる環境を整え、顧客の利便性向上につなげていく。
出光・新出光社長兼グループCEOは「今回自動車ディーラーとSSの融合といった新たな取り組みに挑むが、新車モデルが多数発表される2025年までを好機と捉え、顧客とBMWをつなぐ役割を担うことで、さらにユーザー拡大を目指したい」と話している。
IAJは2011年10月にグループの自動車関連事業を統合し発足。資本金は1億円で新出光が100%出資。従業員は206人。「バジェット・レンタカー」の日本総代理店として全国に直営・FC店を計130店舗展開するレンタカー事業を中核に、中古車や輸入車販売、保険など自動車関連のサービスをワンストップで提供する。レンタカー事業では昨年従来のバジェットに加えて、グローバルプレミアムブランド「Avis(エイビス)」の国内マスターライセンスも取得し、デュアルブランドの展開を開始。また、今年4月には大野城市乙金に中古車販売展示施設やコメダ珈琲店、給油所などで構成するグループ初の複合施設をオープンしている。
2019年5月21日発行