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ASO高等部に週3日通学コースを新設  麻生塾


角川ドワンゴ学園N高等学校と連携

麻生情報ビジネス専門学校や麻生外語観光&製菓専門学校など県内13専門学校を運営する学校法人麻生塾(福岡市博多区博多駅南1丁目、麻生健理事長)は9月23日、IT・ゲーム・CG分野の専門教育を受けながら高校卒業の資格取得を目指す通信制「ASO高等部」に週3日通学コースを新設することを明らかにした。来年4月からカリキュラムを開始する。
同塾は昨年4月、経済的な理由や家業を継ぐなどの理由で全日制および定時制高校に通うことができない青少年(主に勤労学生)を対象に、学ぶ側のさまざまな状況に対応できる学習システムを構築することで高卒資格だけでなく専門スキルを学ぶ「ASO高等部」を開設。情報システムコース、ゲームクリエイターコース、CG・イラストコースの3コースを有し、修業年数は3年、定員は各コース20人。学習形式は週5日通学(月~金)としていたが、保護者から「興味はあるが、週5日のハードルが高く感じる」との声を受け、まずは興味のある知見を無理なく、少しずつ広げていくために「週3日通学コース」を新設することになった。週3日通学の対象コースは「ゲームナレッジコース」、「システムナレッジコース」、「イラストナレッジコース」の3コース。定員は各コース20人。選考方法は書類審査、面接となる。
同塾では2018年8月に学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校(沖縄県うるま市、奥平博一校長:以下、N高校)と業務提携を締結。高校卒業資格のための必須授業ほか、大学受験やプログラミング、ゲーム、ファション、美容、課外授業や全国各地での職業体験など、ネット社会に対応したカリキュラム教育を実施する広域通信制高校「N高校」と提携したことで専門分野の教育と人間力の養成に特化する。入学後は全コースともにN高校ネットコースの進捗アドバイスを行い、入学後のコース変更も可能となる(時期・要件あり)。同塾経営企画グループは「今までの常識やスタイルが変化していく中で、学びのスタイルや学校の在り方も変化している。本校では受け身ではなく能動的に興味ある分野を突き詰めて学んでいく環境を提案し、早い段階からさまざまな分野で活躍し続ける人材を育成していきたい」と話している。

2020年10月13日発行