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ARサイネージで海外の風景・民族衣装撮影  ネクストシステム


旅行・観光業界での活用想定

ソフトウェア開発の㈱ネクストシステム(福岡市南区井尻3丁目、藤田義生社長)は8月20日、AR(仮想現実)サイネージで海外の風景と民族衣装を合成するシステム「バーチャル海外旅行」の販売を開始した。
同社では衣装の写真と人の映像をリアルタイムで合成して店頭のディスプレイ・サイネージ上に表示できるARシステム「Kinesys(キネシス)」を展開している。「バーチャル海外旅行」はキネシスを導入することで利用できるようになり、デジタルサイネージの前に立つと画面上で海外の風景と民族衣装が合成され、撮影することができる。導入企業の要望に合わせて風景や衣装の画像はカスタムでき、旅行・観光業をターゲットに、商業施設などでの利用を想定している。今後、戦国武将の甲冑をARサイネージ上で試着できるコンテンツも提供予定で、博物館などでの知育目的での利用拡大も図っていく。価格は39万8千円から。同社は「画面上でジェスチャーすることで写真が撮影でき、データはQRコードでダウンロードするためサイネージに触れることなく楽しめるよう衛生面にも配慮している。コロナ終息後に観光客を呼び戻す一歩として活用してほしい」と話している。
同社は2002年8月設立。資本金8075万円。従業員数60人。

2020年9月1日発行