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ANAクラウンプラザ福岡に“ANA”仕様の特別室 ANAホールディングスとIHGホテルズ&リゾーツ
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週刊経済2022年12月20日発行
ANAホールディングス㈱(東京都港区、芝田浩二社長)とIHGホテル&リゾーツの国内運営会社・IHG・ANA・ホテルズグループジャパン(同、アビジェイ・サンディリアGEO)は12月17日、福岡市博多区博多駅前3丁目のANAクラウンプラザ福岡に“ANA(全日空)”仕様の特別室・ANA ROOM FUKUOKA(ARF1424)をオープンした。
両社は2006年からホテル事業の運営で戦略的提携を締結しており、締結から15周年を迎えたことや、国内外の本格的な需要回復を見据え、“ANA”をテーマにした特別室として開設した。ARF1424はホテル14階にあるベッドルームとリビングルームからなるクラブデラックスキングリビングルーム(部屋の広さ58㎡)を改装。ベッドルームは全日空が成田―ハワイ間の定期路線に投入している超大型旅客機・エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」をイメージしたデザインを採用、リビングルームには国内線の主要機材・ボーイング787型機で更新されている3人掛けの座席シート、中型機のボーイング767のタイヤホイールを加工したオリジナルテーブルなどを配置し、壁面には機影やコックピットパネルなどを取り付けた。室内アメニティではANAラウンジで使用しているアロマオイルや機内のドリンクサービスで提供されるコンソメスープなどを常備し、室内のBGMでは葉加瀬太郎氏が作曲したイメージソングなどを採用している。宿泊可能人数は1人~4人まで。3人以上で利用する際はエキストラベッドで対応する。料金は2人1部屋利用で1人あたり2万4千円から(税・サービス料込み)。宿泊者にはフライトタグやコースター、ステッカー、宿泊証明書などが配布される。
12月8日に同ホテルで開かれた報道関係者向け発表会で、ANA福岡支店兼ANAあきんど福岡支店の伊藤勝弘支店長は「ライト兄弟が動力飛行機の初飛行機に成功した12月17日の空の日をオープン日とした」とした上で、「新たなファン拡大や人流活性化に貢献していきたい」と意気込みを見せ、ANAクラウンプラザホテル福岡の芝田公房総支配人は「ANAとの戦略的提携から16年目を迎え、ANAとのジョイントを再認識する機会。お友達やご家族での利用を期待したい」と話した。