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AI運行バスの商用提供を開始 NTTドコモ
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全国初、九大伊都キャンパスで
㈱NTTドコモ(東京都、吉澤和弘社長)は、4月1日から九州大学伊都キャンパス内でAI(人工知能)を活用したオンデマンド交通システム「AI運行バス」の商用提供を始めた。本格運行は全国で初めて。
バスの名称は「aimo(アイモ)」で8人乗り、当面は最大5台がキャンパス内を運行し、学生や職員は無料で利用できる。乗りたい時に行きたい場所まで自由に移動できるオンデマンド交通システムで、リアルタイムに発生する乗降リクエストに対して、AIを使い膨大な計算量から効率的な車両・ルート(乗り合わせる組合せ)をリアルタイムで算出。利用者はスマートフォンのアプリや電話を使って予約し、AIが車両配車をすることで効率的な移動ができる。「AI運行バス」の提供価格は、営業区域の数と車両台数によって異なるが、初期導入費用は50万円、月額利用料は18万円から。
ドコモでは2017年3月から㈱未来シェアとモビリティサービスプラットフォームの共同検討を開始。これまで東京都副都心地区や九州大学伊都キャンパス、神戸市北区エリア、鹿児島県肝付町などでの実証実験を通して、リアルタイムに効率的な車両・ルートを導き出すAI配車機能の確立に取り組み、実証実験では延べ9万人の輸送実績がある。4月2日の九州大学伊都キャンパスでの出発式に出席した吉澤和弘社長は「生活や観光における交通用途は深刻な社会課題であり、AI運行バスなど次世代交通サービスの取り組みを全国でさらに強化していきたい」と語った。
2019年4月9日発行