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AI画像判定システムの新商品 アイキューブデジタル


週刊経済2023年4月25日発行

小型設計が特徴

安川電機のグループ会社で、工場自動化などのIoTソリューションを提供する㈱アイキューブデジタル(北九州市小倉北区米町2丁目、竹原正治社長)は4月10日、AI画像判定システムの新商品「Y’s-Eyeコンパクト(ワイズアイコンパクト」の提供を開始した。
工場内での目視検査の自動化や品質安定化を図るAI画像判定ソリューション。幅900ミリメートル、奥行き900ミリメートル、高さ1500ミリメートルで、高速にAI画像判定できる判別モデルをカメラに内蔵したことで、工場の狭いスペースにも納まる小型設計にした点が特徴。また、不良品を判定すると空気で不良品箱へ飛ばすエアジェット方式の排除機構もセットにした。クッキーやせんべいなどの菓子メーカーのほか、ナゲットや冷凍ハンバーグなどの食肉加工会社をはじめとする食品系に引き合いが多いという。同社では「これまでY’s-Eyeシリーズで企業に最適なAI画像判定エンジンと排除機構をカスタマイズで提案してきたが、低価格で高速な検査を実現したいニーズを受けてパッケージ化した」と話している。
同社は2020年7月設立。資本金3億5千万円。