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AI教習システム販売会社と資本業務提携 Fusic


週刊経済2024年5月15日発行号

大野城市のAI教習所に2千万円出資

クラウド環境を活用したシステム開発など情報通信業の㈱Fusic(フュージック/福岡市中央区天神4丁目、納富貞嘉社長)は5月1日付で、AI自動車教習システム販売などのAI教習所㈱(大野城市下大利3丁目、江上喜朗社長)と資本業務提携を結んだ。
自動運転技術とAI活用による質の高い運転教育を提供し、世界一安全な交通社会の実現を目指すAI教習所に賛同し、テクノロジー面から支援するもの。具体的に同社が展開するAI教習サービスの普及を軸に、国内外の教習所の基幹システムや業務システムを対象にDX化をフュージックと推進するほか、AI教習システムで取得したデータを活用し、交通の安全化や効率化に貢献する事業連携、および必要なシステム開発を共同で実施する。出資額は2千万円で、6月中の払い込みを予定。
AI教習所㈱は南福岡自動車学校を運営するミナミホールディングス㈱(大野城市下大利3丁目、江上喜朗社長)と、オープンソースの自動運転ソフトウェア開発などに携わる㈱ティアフォー(名古屋市中村区、加藤真平社長)の合弁会社として、2021年5月設立。資本金9500万円。
フュージックは02年に九州大学発のベンチャーとして納富社長と浜崎陽一郎副社長が起業し、03年10月に法人化。資本金5200万円。従業員98人。23年3月31日付で東京証券取引所グロース市場および、福岡証券取引所Q―Boardに上場した。