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AI技術導入のてんぷら調理システムを開発へ ロイヤルHD
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週刊経済2023年3月7日発行
東京のAIサービス業者と協業で
ロイヤルHD(福岡市博多区那珂3丁目、阿部正孝社長)は今後、AI技術を導入したてんぷら調理システムの開発に着手する。
AIを利活用したサービス開発を主業務とする㈱エクサウィザーズ(東京都港区、石山洸社長)との協業で取り組むもので、少子高齢化による生産労働人口の減少や市場変化などサービス産業を取り巻く環境が厳しくなる中、AI技術を用いた飲食業における新たな顧客価値創造を目指す。
今回の協業では、天ぷら調理における技術の可視化・自動化に向け必要となるデータ収集基盤を構築した後、温度や音声、動画像などを元に多数のアルゴリズムを用いて、美味しく見た目も良い天ぷら調理を行うための寄与度の高い因子を特定。それをAIに学習させ、衣の形状や適切な揚げタイミングの判定などを可能にする調理AIの開発を目指す。エクサウィザーズでは、ロボット向けAIソリューション「exaBase ロボテックス」で、盛り付けという言語化できないデザインセンスをAIに学習させることで、世界初のパンケーキ盛り付けAIロボットの開発に成功。今回の取り組みではこの経験やノウハウ、技術アセットを生かし、熟練、かつ繊細な技術を要する調理を自動で行うAI調理ロボットの開発なども視野に、飲食業における新たな顧客体験価値創造の実現を目指す。