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AI技術を活用したタクシーの実証運行 鹿児島県肝付町とNTTドコモ九州支社


9月末までの3カ月間

(永野和行村長)と㈱NTTドコモ九州支社(福岡市中央区渡辺通2丁目、山﨑拓執行役員支社長)は、7月から「AI運行バスⓇ※①」システムを利用した新交通手段「髙山おでかけタクシー※2」の実証運行を始めた。期間は9月末までの3カ月間。
少子高齢化や免許返納などの社会課題を背景に、肝付町民の交通手段の確保および移動利便性向上による活性化を担う新交通として自宅や公共施設、商業施設等を指定乗降場所として実施するもの。これまでの定時定路線型バス等と異なり、利用者が呼びたいタイミングで専用のスマートフォンアプリまたは電話で予約することで、リアルタイムに最適な車両配車ができる。今回の実証運行では、事前に登録した自宅や各施設から指定の乗降場所までの移動が可能となる。
運行場所は肝付町の新富、前田、後田、野崎、宮下地域を中心としたエリアで、対象は同町住民(その他利用登録者)。期間は9月30日までの日曜日を除く各日午前10時~午後3時。車両はミニバン1台、セダン車1台を使用する。同町では「AI運行バスは今後の町の発展を担う新交通手段として期待される」と話している。
※1 AI運行バスは人工知能(AI)によるリアルタイム処理の活用で、需要に応じて最適な時間に最適なルートで最適な運行をするオンデマンドモビリティサービスのサービス名称。
※2 車両は㈲立石タクシーが運航する。

2018年7月24日発行