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AI技術でタクシー需要を予測する試行運行 NTTドコモ九州支社と西鉄グループ


九州で初

㈱NTTドコモ九州支社(福岡市中央区渡辺通2丁目、髙木一裕常務執行役員支社長)と西鉄グループは、1月10日からAI技術でタクシーの需要予測をする「AIタクシーⓇ」の試行運行を始めた。九州では初の取り組み。

タクシー利用者の利便性向上とタクシー事業のさらなる効率化を図るもので、ドコモの携帯電話ネットワークの仕組みを利用して作成された人口統計データとタクシー運行データ、気象データなどに基づき、AI技術を用いて現在から30分後までのタクシー乗車需要を予測する。今回は福岡西鉄タクシー㈱(同市南区大楠1丁目、冨永彰彦社長)が、タクシー車内に設置したタブレット上に表示される予測情報をもとに運行し、タクシー利用者の利便性とタクシー車両運行の効率性の向上度合いを確認する。両社は「効率的運行によるCO2の削減など、環境に配慮した運行の実現も期待される」と話している。

なお、今回の試行運行で使用する人口統計は、エリアや属性ごとの集団の人数を示す情報であり、利用客の個人を特定できる情報を一切含まないという。

2018年1月23日発行