ＡＩを活用した家具デザインサービス　カナエテ

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週刊経済2024年8月28日発行号

７月１２日から

東証スタンダードに上場する日創プロニティ㈱傘下のカナエテ㈱（福岡市南区向野２丁目、石田徹社長）は７月１２日、ＡＩを活用した家具デザインサービス「カナエテＡＩ」を開始した。
希望する家具のデザインのイメージや機能的な要件を最大７つ選択すると、ＡＩがそれに基づいた画像を生成する。専用ウェブサイトから無料で使用できる。同サービスは、デザイナーや一般消費者の家具デザインの敷居を下げ、創り手市場の拡大を目指したもの。組み合わせパターンは１億通りで、ユーザーが過去に画像生成したものを全て閲覧することができる。７月末時点で約３千パターンを生成している。学習機能により２度同じ型が表示されることはないのが特徴という。
同社では「今後家具のパターンを増やすなど継続的に開発し、利用者を拡大させたい。ユーザーの動向を精査し、ターゲットを再定義し、リブランディングにつなげる予定だ」と話している。
同社は２０２３年１０月設立。資本金は５千万円。売上高は１２５億４８００万円（２０２３年８月期・グループ連結）。従業員数は１３人。