NEWS

AIによる骨格検出プラットフォームの新製品  ネクストシステム


研究開発に活用

ソフトウェア開発の㈱ネクストシステム(福岡市南区井尻3丁目、藤田義生社長)は11月19日、ハードウェアに骨格検出エンジンを搭載した新製品を発売した。
製品名は「Vision Pose Nano」で、カメラ映像や写真から骨格情報を検出して測定データを書き出すことができるもの。AIを利用した骨格検出は膨大な計算に対応できるPCが必要なことや、専用のソフトウェア費と合わせると初期費用の負担が大きいことが導入のネックとなっていた。今回はNVIDIA社のAI深層学習向け極小ハードウェア「Jetson Nano」に、ネクストシステムが独自開発したAI骨格検出エンジンを搭載しており、カメラ映像や動画・静止画から骨格情報を取得できるアプリも標準装備した。価格は9万8000円(税別)。研究開発を目的とした利用を想定しているため商用は不可で、研究者、クリエーター、マーケティング担当者などがメインターゲット。
同社は「ハードウェア込みで安価にし、骨格検出のハードルを下げることで幅広い用途へ活用してほしい」と話している。
同社は2002年8月設立。資本金8075万円。従業員数55人。

20191125日発行