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AIによる骨格検出の高速化版を試験提供  ネクストシステム


研究用途として

ソフトウェア開発の㈱ネクストシステム(福岡市南区井尻3丁目、藤田義生社長)は3月18日、AIによる骨格検出システムの高速化版の試験提供を開始した。
カメラ映像から人の骨格座標を検出するシステムを開発しているが、AIネットワーク構造を見直し、骨格座標のリアルタイムでの検出速度を従来の6倍に引き上げた。NVIDIA社のAI深層学習向け極小ハードウェアに、ネクストシステム開発のAI骨格検出エンジンを搭載した製品「Vision Pose Nano」の購入者に試験提供する。スポーツや医療・リハビリなどの分野での研究開発用途が目的で、商用は不可。同社は「試験提供の結果から取り扱う全製品の総合的な品質向上を目指していく」と話している。
同社は2002年8月設立。資本金8075万円。従業員数57人。

2020年4月7日発行