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ABURAYAMA FUKUOKAにワークエリア JR九州リージョナルデザイン


週刊経済2023年10月11日発行号

施設名は「Q‐Nature」

JR九州グループで複合体験型アウトドア施設「ABURAYAMA FUKUOKA」(福岡市南区柏原)を運営するJR九州リージョナルデザイン㈱(同所、今井昭文社長)は10月1日、同施設の敷地内にコワーキングスペースをオープンした。
施設名は「Q‐Nature(キューネーチャー)」。築50年経過した油山市民の森の管理棟(同区桧原)をフルリノベーションしたもので、JR九州が駅ナカで展開する「Q」の新シリーズとなる。
施設は2階建てで、1階が25㎡のミーティングルーム、2階が195㎡のコワーキングスペースと65㎡のミーティングルームで構成。室内環境の充実した設備に加え、デッキや屋外利用の場合は椅子やテーブル、ポータブル電源、Wi-Fiなどがレンタルできる。都市部と自然環境が近いロケーションを生かし、アウトドアとワークが融合した新たな働き方を提案することでワークプレイスとしての特徴を打ち出す。
利用料金は個人プラン(フリー席プラン)が月額1万6500円、法人プランが3万3千円~8万2500円となっており、法人プランはキャンプやBBQなど「ABURAYAMA FUKUOKA」の様々なアウトドアコンテンツを組み合わせたワーケーション利用も可能となっている。またドロップイン利用(予約不要)が1日最大9時間までの利用で1650円、会議室が10~20人利用で1時間5500円、5~10人利用で同3300円となっている。営業時間は午前9時〜午後6時、定休日は第1、第3水曜日。
「ABURAYAMA FUKUOKA」は今年4月、油山市民の森と油山牧場(福岡市南区桧原・柏原・城南区油山)を一体的にリニューアルしてオープンした複合体験型アウトドア施設。約140haの敷地に、スノーピークが企画するキャンプ場「Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKA Campfield」のほか、バーベキュー場、貸農園、体験型観光農園、レストラン、カフェ、スノーピークストアなどがある。今秋にはジップラインなどを備える「フォレストアドベンチャー」、来春にはヴィラ、コテージ、テントで構成する宿泊棟エリア「Snow Peak YAKEI SUITE」の開業も予定している。