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9月12日から6カ月半ぶりに公演再開へ  博多座


感染症対策など徹底

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け公演を中止している㈱博多座(福岡市博多区下川端町、貞刈厚仁社長)は、9月12日から3日間に渡って開かれる「北島三郎ファミリーコンサート」から劇場公演を再開する。
2月27日の「市川海老蔵特別公演」昼の部以来約6カ月半ぶりで、スタッフは手袋、マスク、フェイスシールドを着用し、観劇客は密を防ぐため間隔を空け入場。体温検査の実施、看護士を配置、換気の徹底、館内の飲食はフリースペース以外禁止、1500ある座席の前後左右を開け集客数を半減させるなどの対策をとっている。
同社によると、2月末から8月末で約250ステージが取りやめになったという。実際に8月上旬時点で、秋以降は10月3日、4日に開かれる「博多座文楽公演」(4回公演)を公演する予定。本来11月に予定していた改修工事を10月に繰り上げ、11月以降追加演目が入るかどうかは供給会社側との協議が続いているという。
藤田洋一支配人は「安心安全の状態を整えている。ぜひ観劇に来て欲しい。とにかく劇場を開けないと収益は確保できない。公演が再開できれば近隣の博多リバレインや、川端町通商店街などの経済効果にもつながるのでは」と話している。

2020年8月25日発行