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9月1日付で持株会社制に移行 ミスターマックス


責任体制の明確化、機動的な組織再編へ

大手ディスカウントストア・㈱ミスターマックス(福岡市東区松田1丁目、平野能章社長)は、9月1日付で㈱ミスターマックス・ホールディングス(同所、同社長、資本金102億2900万円)を親会社とする持株会社(HD)制へ移行する。

責任体制の明確化を図るとともに機動的な組織再編、戦略的なM&Aやアライアンスなど、環境の変化に即応できる体制の構築を目指す。9月1日付でミスターマックスが商号および事業目的を変更して持株会社のミスターマックス・ホールディングス(HD)となり、今年3月に設立した㈱ミスターマックス分割準備会社(同所、同社長、資本金1000万円)が商号変更し、事業を引き継いで㈱ミスターマックスとなる。

ミスターマックスHDは引き続き上場を維持するとともに、グループ全体の統一的かつ柔軟な戦略策定、経営資源の最適配分、子会社における業務執行状況のチェックなどの業務を担う。一方、承継会社であるミスターマックスは家電品、日用雑貨、衣料品、食料品などを販売するディスカウントストア事業を担当する。同社では「戦略的かつ明確な経営組織を整備することで、グループとしての企業価値の最大化を目指す」と話している。

ミスターマックスは1925(大正14)年10月創業、50(昭和25)年12月に㈲平野ラジオ電気商会として設立。80年8月現社名に変更。資本金は102億2900万円。福岡県を中心に九州地区で39店舗、関東地区で9店舗、中国地区で9店舗のディスカウントストアを展開。売上高は1083億7300万円(2017年2月期)。従業員数は2655人(同、パート含)。

2017年8月29日発行