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9月までに県内で約10店の新規出店計画 ドラッグイレブン 今期売上見込みは25%増の600億円
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九州と関西にドラッグストアを展開する株式会社ドラッグイレブン(福岡市博多区奈良屋町、田原秀幸社長)は、二〇〇二年九月期の売上高で二五%増の四百八十億円を見込んでおり、二〇〇五年までに同一千億円を目指している。
スクラップ・アンド・ビルドによる店舗展開と、同社の所有する北部、南部物流センターでのコスト削減によって、五年以内に売上高倍増と利益向上を目指す。今年九月までの期内に福岡県内で約十店舗の新規出店、〇五年までに全国四百店舗体制を計画している。 田原社長は「今期は特に、スクラップ・アンド・ビルドを基本にしながら、販促事業として『パピーネット会員』を増やし、消費者の囲い込みに力を入れていきたい」と話している。
沖縄県に202店舗目を新規開設
また同社は四月九日、沖縄県で十四店舗目となる「ドラッグイレブン一日橋店」をオープンした。
場所は那覇市上間で、売場面積は約六百五十五平方メートル。従業員数は十四人、初年度売上見込みは約三億五千二百万円。同店では医薬品のほかに健康食品も取り扱う。同社の経営企画室では「沖縄では競合他社が少ないということもあり、地盤固めのための出店」と話している。
同社は一九八九年六月創業・設立、資本金は五億五千二百五十五万円、従業員数は七百十八人、売上高は四百八十億円(〇二年九月期)。〇一年十一月に鹿児島から福岡に本社を移しており、現在FC加盟店が十一店舗、直営店として福岡に五十九店舗、鹿児島に五十九店舗、宮崎に十八店舗、沖縄に十三店舗、熊本に十三店舗、大分に八店舗、長崎に五店舗、佐賀に十一店舗、山口に一店舗、大阪十二店舗、兵庫に一店舗、和歌山に一店舗の総計二百一店舗を展開している。
田原社長は鹿児島県大崎町出身、一九五六年四月一日生まれの四十七 歳、北陸大学薬学部卒、趣味は山登り。
2003.05.13 発行 週刊経済より