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9月に沖縄県内で高速船実証実験 第一交通産業グループ
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那覇港~本部港を運航
第一交通産業㈱(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は、9月に沖縄県の那覇港と本部港を結ぶルートで、高速船実証実験の運航をする。
内閣府沖縄振興局が実施する「沖縄観光の交通モードの多様化に向けた高速船実施用実験」に応募し、7月13日に選定を受けたもので、ルートは那覇港那覇ふ頭~本部港渡久地。片道90分で、料金は3000円。使用船舶は2隻で、定員は147人と75人。関係機関の許認可が前提となるため変更の可能性もあるが、北谷村、恩納村、名護市を経由するルート(片道145分~200分、料金2000円~3000円)も構想されており、経由ルートについては便によりルートを変更する予定という。運航スケジュールは9月中の6日間で、具体的な日時は未定。実証実験に合わせてサービスの独自性を訴え、認知度創造のためのブランディングの実施や本部半島全域の循環バスの運行、タクシーの配車による2次交通の確保についても取り組む方針。
本部港のある国頭郡本部町は、海洋博記念公園や沖縄美ら海水族館など観光資源を有し、年間400万人以上の観光客が訪れる人気の観光地。沖縄本島北部の本部半島西部に位置し、本島南部の県都・那覇市からは高速道路で約2時間を要するという。なお、今回運航事業者として選定されたのは、グループのうち第一交通産業㈱、第一マリンサービス㈱、㈱アクシス・ワン、那覇バス㈱、㈱琉球バス交通、那覇第一交通㈱の6社となっている。
2018年8月7日発行