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9月にイスラエル視察ツアーを開催 F Ventures LLP


7日間で79万円

IT関連企業に投資するF Ventures LLP有限責任事業組合(福岡市博多区上川端、両角将太社長)は9月2日から8日、地場企業向けにイスラエルの首都テルアビムへの視察ツアーを開催する。

「中東のシリコンバレー」と呼ばれ、世界的有名な企業を多数輩出している同都市で9月上旬に開催される、スタートアップ向けのイベント「DLD Tel Aviv Innovation Festival 2017」に合わせて開催する。両角代表は「Fukuoka Global Startup Center」のイスラエル進出アドバイザーに就任しており、福岡市内と同国の企業間の情報共有やマッチングを図る。

ツアーは7日間で、人数は20〜30人を想定。最低開催人数は10人。対象となるのは福岡市内の企業やスタートアップ、市内で事業展開を検討している企業。料金は渡航費、宿泊費のほか、現地通訳やコーディネート料を含めて79万円(税抜)。主催は㈱イスラテック(東京都、加藤清司社長)との共催。同社では「DLDの参加費用は通常7万円かかるが、ツアーに申し込むと無料となるほか、現地企業やコワーキングスペースの訪問なども用意している。世界最先端の流行に触れることで、福岡のスタートアップを盛り上げたい」と話している。

同社は投資ファンドの㈱サムライインキュベート(東京都、榊原健太郎社長)出身の両角社長が昨年2月に設立。県内企業への投資は、事業モデルや製品がある程度確立したシード(投資額数千万〜1億円)、アーリー(同1億〜5億円)段階への投資が一般的だが、同社では試作品を開発段階のIT企業に対して、1000万円前後の投資を実施する。

2017年7月18日発行