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8月は、396億円で6%減  九州・沖縄地区百貨店売上高    21カ月連続のマイナス


 九州百貨店協会に加盟する九州・沖縄の百貨店(18社28店舗)の09年8月の売上高は396億円で前年同月比6・0%減、21カ月連続のマイナスとなった。
 夏物クリアランスセールなどは好調に推移したものの残暑が厳しく、中旬以降、晩夏物、初秋物など主力衣料品の動きが鈍く苦戦した。8月の中元ギフトは、店舗により好不調はあったが、ギフト解体セールが好評で食料品の売り上げを押し上げた。依然として高額商品の買い控え傾向や節約志向が強く、プロパーよりもセール商品が好調に推移している。今月は、下げ幅減少が見られたが、21カ月連続前年実績を下回った。
 商品別では、衣料品が同7・6%減で、内訳は、「紳士服用品」がワイシャツ、ネクタイなどが苦戦し同7・2%減、「婦人服用品」はセーター、ファンデーションなどの動きがよかったが、Lサイズ、ブラウスなどが苦戦し同7・2%減、「子供服用品」は全般に動きが鈍く同9・2%減、「その他衣料品」は呉服などが苦戦し同10・0%減だった。また、「身の回り品」は旅行用品、アクセサリーなどの動きがよかったが、スーパーブランド、紳士・婦人靴などが苦戦し同10・9%減、「雑貨」は化粧品、メガネ、スポーツなどの動きがよかったが美術工芸、宝石、時計などが苦戦し同8・6%減、「家庭用品」は、全般に動きが鈍く同3・2%減となった。「食料品」は、精肉、瓶・缶詰、和洋菓子などの動きがよかったが1・6%減だった。主要都市の状況は名古屋10・6%減、大阪8・4%減、北九州5・4%減、福岡5・1%減となった。