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8月の市内オフィス空室率は3・01% 三幸エステート調べ


建築中ビルにも引き合い

賃貸オフィス仲介の三幸エステート㈱(東京都中央区銀座、種田充博社長)調べによると、8月の市内オフィス空室率は前月比0・08ポイント減の3・01%で、14カ月連続で統計開始(95年1月)以来の最低値を更新した。

規模別では、基準階貸付面積が200坪以上の大規模ビルが前月から横ばいの1・5%、100坪以上200坪未満の大型ビルが前月比0・1ポイント減の2・2%、50坪以上100坪未満の中型ビルは同0・2ポイント減の5・6%となった。主要エリア別では、博多駅前が前月比0・1ポイント減の1・9%、呉服町が同0・1ポイント増の2・0%、天神が同0・1ポイント減の2・9%。博多駅前、天神は統計開始以来の最低値を更新した。募集賃料は前月比40円上昇し坪当たり1万528円。

同社では「募集床確保が容易ではないため、優良ビルの募集床は正式募集前に満室となるケースが目立つ。大口の空室情報を求めるテナントが多く、来年以降に完成予定のビルにも多くの引き合いが集まっている」と分析している。

2017年10月3日発行