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8月、西区小戸に敷地1万1880平方メートルの結婚式場オープン 東京都のウエディングス 九州初進出


 ブライダル施設運営の株式会社ウエディングス(東京都江東区有明三丁目、杉山幸正社長)は八月二十八日、福岡市西区小戸二丁目に敷地面積約一万一千八百八十平方メートルの結婚式場施設「パルティーレ福岡ウエディングビレッジ」をオープンする。
 全国展開の一環で直営では四店舗目、九州には初進出。場所は同町の「マリノアシティ福岡」近く。施設の中心にチャペルが位置し、それを取り囲むようにヨーロッパの庭付き邸宅をイメージしたパーティ会場が三棟建ち並ぶ。建築面積は約二千九百四十三平方メートル、延床面積は四千五百十七平方メートル。
 チャペルは四階建てで、一階は主に厨房のほか、ロビー、クローク、エステルーム、美容室、二階は挙式カップルや家族の待機場所、三、四階はチャペルになる。パーティー会場は「イタリア館」、「イギリス館」、「フランス館」の三つで、それぞれ各国の特色をいかし、外観や内装にもこだわっている。利用者はチャペルでの挙式後、各館を貸し切りヨーロッパ風のハウスウエディングパーティーを行う。収容人数は「イギリス館」が約百人、「イタリア館」が約百二十人、「フランス館」が百四十人。各館とも午前、午後一組ずつと一部夜間の婚礼を加え、一日最大で七組の挙式に対応する。  レストラン経験豊富なシェフを採用し、作り置きをせず有機野菜を七〇~八〇%使用するなど料理に力を入れているという。直営では初の地方進出で、最初に福岡に進出した理由について、同社スタッフは「福岡は業界のトレンドや流れが東京に近い」と話している。
 同社は一九八六年六月設立、資本金は二億円。従業員は百七十五人。 二〇〇二年三月期の売上高は五十億円。東京都立川、江東区、埼玉県大宮に直営の結婚式場「ウエディングビレッジ」を経営するほか、FC店舗を全国に八店舗展開している。

2003.04.22 発行 週刊経済より