NEWS

7~9月期は原材料や仕入れコスト増で2期ぶり悪化 九州・沖縄地区中小企業景況調査


週刊経済2023年10月11日発行号

 (独)中小企業基盤整備機構九州本部(福岡市博多区祇園町、池田章本部長)が3カ月ごとに実施する九州、沖縄地区の中小企業景況調査の全産業の業況判断DI(「好転」―「悪化」/2023年7月~9月期)は、前期差4・5ポイント悪化のマイナス18・1だった。
原材料費や仕入れコスト、人件費などの高騰が影響し、2期振りに悪化した。業種別では、建設業が7・1ポイント悪化のマイナス12、製造業が6・7ポイント悪化のマイナス24・9、小売業が6・1ポイント悪化のマイナス27・8、卸売業が3・1ポイント悪化のマイナス13、サービス業が1ポイント悪化のマイナス9・3と、全5業種で悪化した。
同調査は中小企業基本法で定義する九州、沖縄地区の中小企業を調査対象に集計(9月1日時点)しているもので、今回で173回目。2731社から回答があった。