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7月度の九州地区のM&Aは3件 ストライク調べ


週刊経済2021年8月24日発行

うち取引額4億円超が1件

М&A仲介の㈱ストライク(東京都、荒井邦彦社長)が調べた7月の九州・沖縄地域のM&Aの案件数は3件だった。
全上場企業に義務づけられた東証適時開示情報のうち、経営権の移転を伴うМ&A(グループ内再編は除く)について独自に集計。3件中取引金額を公表したのは、サイトソリューション事業の㈱Kaizen Platform(東京都港区、須藤憲司社長)がwebサイト制作の㈱ディーゼロ(福岡市中央区薬院1丁目、矢野修作社長)の株式の70・2%を取得し子会社化することを決めた案件で、取得金額は4億3100万円だった。Kaizen Platformは、年間300件以上の制作、運営実績を持つ九州最大級のweb制作専門会社を傘下に収めることで、webサイトの改善を支援するUX(顧客体験)ソリューションの提供価値向上や新たな市場機会の創出などにつなげる。
また再エネ発電所開発業の㈱レノバ(東京都中央区、木南陽介社長)が木質バイオマス専焼発電事業を手がける苅田バイオマスエナジー㈱(福岡県苅田町、大出賢幸社長)の株式の保有割合を43・07%から53・07%に引き上げ子会社化することを決めたほか、調剤薬局などを展開するクオールホールディングス㈱(東京都港区、中村敬社長)が、調剤薬局の㈲ケーアイ調剤薬局(鹿児島県姶良市)の全株式を取得し子会社化した。