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7月の市内オフィス空室率は5・02% 三幸エステート調べ 統計開始以来の最低値
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賃貸オフィス仲介の三幸エステート株式会社(東京都中央区銀座、種田充博社長)調べによると、7月の市内オフィス空室率は前月比0・24ポイント減の5・02%で、95年1月の統計開始以来の最低値を更新した。
規模別では、基準階貸付面積が200坪以上の大規模ビルが前月から0・1ポイント減の2・9%、100坪以上200坪未満の大型ビルが0・6ポイント減の4・8%、50坪以上100坪未満の中型ビルは0・4ポイント減の8・2%とすべての規模で低下した。大規模ビルは98年4月以来の2%台。主要エリア別では、博多駅前が前月から0・2ポイント増の4・0%、呉服町が同0・7ポイント減の4・3%、天神が0・3ポイント減の5・6%で、「呉服町」は統計開始以来初の4%台となった。募集賃料は前月から245円下がり、坪当たり1万235円となった。3カ月連続の低下で、13年末に記録した最安値に迫っている。
同社では「テナントの新規・拡張ニーズは旺盛で、各業種で需要拡大の動きが確認されている。一方で天神エリアの再開発に向けて移転計画の前倒しを図るテナントも見受けられ、需給バランスはさらに引き締まる」と予想している。