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7月の市内オフィス空室率は2・68% 三幸エステート調べ


低水準での横ばいが継続

賃貸オフィス仲介の三幸エステート㈱(東京都中央区銀座、種田充博社長)調べによると、7月の市内オフィス空室率は前月から横ばいの2・68%だった。
規模別では、基準階貸付面積が200坪以上の大規模ビルが前月比0・1ポイント減の1・4%、100坪以上200坪未満の大型ビルが同0・1ポイント増の2・0%、50坪以上100坪未満の中型ビルは同0・1ポイント減の4・7%だった。主要エリア別では、博多駅前が前月から横ばいの1・9%、呉服町が前月比0・2ポイント増の2・3%、天神が同0・2ポイント増の2・2%。募集賃料は前月から89円上昇し坪当たり1万808円となった。
同社福岡支店では「新築ビルへ移転したテナントの二次空室が発生する一方で、館内増床や市内からの統合移転、大口テナントによる周辺部への新規開設なども見られ、空室率は横ばいで推移している。福ビル街区での第一期事業の建て替え計画が発表され、隣接する(仮)天神ビジネスセンターはすでに着工。今後はさらに天神エリアでの移転が活発化するとみられる」と分析している。

2018年9月11日発行