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7月から習い事応援事業がスタート 福岡市


週刊経済2022年7月5日発行

月額1万円の電子クーポン

福岡市は7月から、電子クーポンを配布する形で子どもの習い事費用を助成する「子ども習い事応援事業」をスタートする。
生まれ育った環境に左右されずに、習い事を通じて個性や能力を伸ばし、自己肯定感を育むのが狙い。クーポン交付対象者は、福岡市内在住で生活保護または児童扶養手当を受給している世帯のうち、小学5年生から中学3年生までの子どもの保護者。交付期間は今年7月から来年3月までの各月。交付額は子ども1人あたり月額1万円分。オンラインで利用できる電子クーポンの形で交付し、文化教室(ピアノ、習字、プログラミングなど)、スポーツ教室、学習塾などの初期費用(入会金など)、月謝、教材・ユニフォーム代などの経費が対象となる。登録数は約350件。
高島宗一郎市長は会見で「福岡市の未来を担う子どもたちが、生まれ育った環境に左右されることなく、得意なこと、やりたいことを見つけるきっかけになってほしい」と期待を語った。