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65歳以上は142・3万人で高齢化率27・9% 県高齢者人口


週刊経済2022,年5月31日発行

前年比0・2%増

福岡県内の65歳以上の高齢者は今年4月1日現在で142万3635人に達し、総人口に占める高齢化率は27・9%で、前年に比べ0・2ポイント上昇した。
県保健医療介護部高齢者地域包括ケア推進課が住民基本台帳などを基に集計したもので、高齢者は前年に比べて8129人増加した。高齢化率が最も高かった市町村は前年と同じ東峰村の45・5%で、前年同月に比べ0・6ポイント上昇した。次いで添田町44・7%、小竹町42・1%、香春町42%、みやこ町41・4%の順で続いている。高齢化率20%以上は前年と変わらず29市27町2村の58団体で、県内60市町村の9割以上の市町村で5人に1人以上が高齢者となっている。25%以上は25市26町2村の53団体で、30%以上は18市18町2村の38団体となっている。
逆に最も低かったのは前年と同じ粕屋町の18%。前年比で0・1ポイント上昇したものの、最も低い高齢化率となった。次いで新宮町の19・3%で、大野城市と福岡市の22・2%、春日市22・8%と続いている。北九州市は31・3%で、前年から0・3ポイント上昇した。
福岡県内の高齢者は06年度(4月1日現在で集計)に100万人を突破し、07年度には高齢化率が20%を超えて確実に高齢化が進み、2020年に初めて140万人に達した。08年度には75歳以上の高齢者が50万人を超えて10%に達し、今年4月1日現在では71万8320人となり、昨年から70万人を超えている。人口に占める割合は14・1%で、前年から0・4ポイント上昇している。