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60億円をかけ明石工場に新生産ライン  コカ・コーラウエストプロダクツ    6月上旬稼働


 コカ・コーラウエスト株式会社の100%子会社で飲料製造のコカ・コーラウエストプロダクツ株式会社(鳥栖市、柴田卓男社長)は、約60億円をかけ明石工場(兵庫県明石市)に炭酸・非炭酸用PETボトルの新生産ラインを増設する。稼働は6月上旬で、これに伴い滋賀工場(滋賀県愛荘町)を休止する。
 コカ・コーラウエストの生産拠点は、コカ・コーラウエストプロダクツにおいて滋賀、京都、明石、本郷、鳥栖、基山の6工場を有している。今回、西日本エリアでの需給体制確立の一環として、需要が増えている小型PET製品の供給増加および関西市場向けの生産拠点強化を目的に新生産ラインを増設する。生産能力は小型PETボトルでは国内最速レベルの毎分900本、年間では900万ケース。滋賀工場は炭酸・非炭酸用PETボトル専用の生産ラインを備えているが、1968年の稼働開始以来、設備の更新投資を繰り返しているが、生産能力が低く、老朽化が激しくなっているため、明石工場の新生産ライン稼働に伴い5月31日に休止する。なお、同工場と同一敷地内にある営業支店、物流倉庫は継続する。
 コカ・コーラウエストプロダクツは2002年2月設立、資本金は1億円。売上高は125億1300万円(2008年12月期)。