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60億円かけ八仙閣本店をツインビルに  西部ガス    7月着工、13年秋完成


 西部ガス株式会社(福岡市博多区千代2丁目、田中優次社長)は、グループが運営する中華料理店・株式会社八仙閣(福岡市博多区博多駅東2丁目、後藤敏文社長)の本店用地を、総工費60億円をかけて複合ツインビルに建て替える。7月に着工し、完成は2013年秋。
 八仙閣本店は博多駅に近い好立地で、2011年の九州新幹線開通時には集客力・商業価値が高まることから、複合ビルの建設を決めた。現本店の全面改装に加え隣地の駐車場用地を購入し、2期工事で建設を進める。敷地面積は4500平方m、延床面積は未定。1期ビル(現現駐車場用地)は、7階建てで八仙閣の本社と新本店が入居し、完成は2011年。2期ビル(現八仙閣本店)は12階建て複合ビルとなり、1~3階は商業テナント、4~7階はオフィス、8~12階は住居が入る予定。また、今年12月までに1期ビルの横に180台分の立体駐車場3棟を建設する。ツインビル計画ではあるが、2棟のビルの外観は大きく異なり、連結部分も地下に限られる。
 同社は「現在の八仙閣も高い人気と集客力を持っているが、今後の博多駅前の成長を考えれば、さらに効果の高い不動産活用ができると考えた」と話している。