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60パビリオン備え「キッザニア福岡」開業 KCJ GROUP


週刊経済2022年8月9日発行

九電、FFG、西鉄など地元から出展

子供向け職業体験型テーマパーク「キッザニア」を日本国内で展開するKCJ GROUP㈱(東京都中央区、圓谷道成社長)は7月31日、複合商業施設・ららぽーと福岡(福岡市博多区那珂)内に「キッザニア福岡」をオープンした。
メキシコ発のキッザニアは世界19カ国で展開されており、国内では東京、兵庫に続き3カ所目。青果市場跡地の開発計画の当初から進出が予定されており、ららぽーとの開業から約4カ月遅れで開業に至った。実際の企業とタイアップしたパビリオンによる職業体験が特徴で、福岡ではオフィシャルスポンサーとして32社が出展。消防所や警察署などの公務員の職業等も含め、60パビリオン・100種類の職業が体験できる。地元企業からは、九州電力、ふくおかフィナンシャルグループ、西日本鉄道、麻生、にしけいなどが出展。空港、金融、病院、飲食やサービス、製造、運送、マスコミなどの多様な職種に加え、福岡ならではの特徴として「先端技術エリア」が設けられ、DXエンジニアや宇宙飛行士、通信エリア設計士などの職業体験を揃えた。入場料金は園児、小・中学生、大人、シニアで異なるが、小中学生の平日4時間チケットが3千円、同休日第1部(9時~14時半)が5300円。
オープニングセレモニーで圓谷社長は「子どもたちの明るい未来を後押しできるよう生きる力を育む『エデュテイメント』を福岡の地で推進していく」とあいさつ。約450人の招待客が「職業体験」を楽しんだ。ANAのパイロットを体験した男の子は、「パイロットが実際にどんな仕事をしているのかが分かり、この仕事への興味が生まれた」と元気よく話した。