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6階建ての看護学科、医療検査学科の新棟完成 久留米大学


週刊経済2024年8月14・21日発行号

省エネ性能「ZEB Ready」認証取得

学校法人久留米大学(久留米市旭町、永田見生理事長)において6月28日、同所の旭町キャンパス内に建設していた6階建ての看護学科・医療検査学科1号館が完成した。
看護学科校舎A、B、C棟のうち、老朽化が進んでいたB棟を取り壊し、2023年2月1日から跡地に新棟を建てていたもので、2学期が始まる9月から本格的に利用を開始する。場所は久留米大学病院本館東側で、敷地面積は1万7541㎡。建屋は建築面積1561㎡の鉄骨造6階建てで、同大学初となる基準に従いエネルギー消費量を50%以上削減した省エネルギー性能を高めた建物として認められた「ZEB Ready(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング・レディ)」認証を取得した。延べ床面積は旧B棟の約4・5倍となる6982㎡で、1階には事務室や学科長室など実務、執務スペースに加え、学生公募によって名称が決定した学生食堂「MediCafe(メディカフェ)」や売店、学生の交流促進を図る階段状の吹き抜け空間「交流ステップ」などを設置。2階に多目的ホールと調理実習室ほかを設け、3階~6階に実習室や講義室、演習室、視聴覚室、模擬病室などを配置した。また、看護学科C棟は3号館に名称を変更するほか、新棟に隣接する看護学科が使用していたA棟のリノベーションを9月初旬から開始。来年2月下旬には完了する見込みで、4月から2号館として医療検査学科が使用する。同大学では「コンセプトである『ふれあい』、『持続』、『安心安全』のテーマを追求し、次世代の医療を担う人材を育成したい」と話している。